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忙しい時や炊き忘れた時などに大活躍な、パックご飯。
常備してあると心強いですよね!
便利なパックご飯ではありますが、ちょっと安全面が気になるのが正直なところ・・。
そこで今回は
・パックご飯は酸味料などの添加物が入っていて体に悪いのか
・パックご飯で安全なメーカーはどこなのか
・パックご飯はそのまま食べれるのか
・パックご飯が腐らないのはなぜか
・パックご飯とお米を炊くのはどっちが安いのか
について徹底解説!
パックご飯は体に悪い?
一緒に見ていきましょう。
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Contents
パックご飯は酸味料などの添加物が入っていて体に悪い?
基本的には、日本国内で大手メーカーが販売しているパックご飯は、体に悪いということはありません。
簡単で便利な食べ物はどうも体に悪い・・とまではいかなくても、あまり体に良くないイメージがありますが、日本では食品衛生法により
・原材料の産地
・添加物
などの記載が義務付けられていることもあり
・どこのお米を使っているのか
・どんな添加物が含まれているのか
などが、ひと目で確認できるので、安心して食べることができます。
「でも、その添加物が体に悪いのでは?」
そう、思いますよね?
まず、パックご飯には添加物が含まれているものと、含まれていないものがありメーカーによって異なります。
また、パックご飯に含まれている添加物は主に
・酸味料
・ph調整剤
・トレハロース
などがあり、いずれも体に悪いものではないと言われています。
それぞれどんな添加物になるのか、見ていきましょう。
酸味料
酸味料は、食品の防腐剤として使用される添加物になります。
体に害を及ぼすなど、体に悪い添加物ではないことは確認されていて、食品を酸性に保って腐りにくくする効果があります。
主に
・酢酸
・グルコン酸
・乳酸
などが使われていますが、具体的にどの酸味料を使っているかの記載義務はない為、多くの場合「酸味料」とだけ記載されています。
パックご飯では、テーブルマークの商品に添加物として酸味料が入っています。
こちらの酸味料はトウモロコシ由来のグルコン酸になり、人体への害はなく安全なものになります。
ph調整剤
ph調整剤も、酸味料と同様に防腐剤として使用される添加物になります。
食品を弱酸性に保つことで菌の発生などを防ぎ、防腐剤としての効果が期待できるのです。
ph調整剤も決して体に悪い添加物というわけではなく、日本国内・FAO・WHO合同食品添加物専門家委員会においても
・体への深刻な害は認められない
・安全性が高い
添加物であるとしています。
主に
・クエン酸
・クエン酸ナトリウム
・炭酸ナトリウム
・リン酸
などを、数種類合わせて使われているのですが、ph調整剤も酸味料と同様に、どれをどのくらい使っているかの記載義務はありません。
もちろん、多くの大手メーカーは安全を考慮したうえで使っているとされていますが、具体的な添加物の内容が分からない為、不安感を抱く方もいらっしゃるようです。
トレハロース
パックご飯には
・ご飯の劣化による防腐防止
・ご飯のパサつき防止
の為に、トレハロースと呼ばれる添加物が使われることも多いです。
トレハロースとは、自然界にある天然の糖分になる為、安全性は高くパックご飯などの食品だけでなく化粧品などにも使われています。
また、世界保健機構からも「1日の摂取量の上限を設ける必要はない」と、お墨付きをもらっている程の安全な添加物になります。
パックご飯の容器は体に悪い?
添加物ではないものの「パックご飯の容器」についても気になりませんか?
加熱してから食べるパックご飯なので、容器の成分がご飯に溶け出したりしないのか、ちょっと気になったので調べてみました。
パックご飯などは、容器の材質についても記載義務があり、主にPP・PA・PE・EVOHの4つが記載されていることが多く、いずれも安全性が高いものになります。
具体的には
・PP(ポリプロピレン):容器などのトレーに使用されることが多く、水素と炭素の高分子物質
・PA(ナイロン):パックご飯のフタに使用されることが多く、水素、炭素、酸素、窒素の高分子物質
・PE(ポリエチレン):プラスチックの中で安全性が最も高く、水素と炭素の高分子物質
・EVOH(エチレンビニルアルコール):水素と炭素、酸素からなる高分子物質
などになります。
パックご飯を購入する際に、添加物だけでなく容器もチェックすると、より安心ですよね。
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パックご飯で安全なメーカーは?
基本的には、国内で販売されている大手メーカーのパックご飯であれば、安全に食べることはできると言われています。
ただ、どうしても添加物が気になる方の為に、添加物が入っていないパックご飯を販売しているメーカーを「安全なメーカー」として、いくつか紹介させて頂きたいと思います。
添加物に抵抗を感じる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
パックご飯の安全なメーカー①サトウ食品
パックご飯といえば「サトウのごはん!」が、パっと頭に思い浮かぶ方も多いことと思いますが、その「サトウのごはん」を販売しているメーカーサトウ食品です。
こちらのパックご飯は、添加物などは一切無添加!
原材料欄には「うるち米」のみが記載されています。
また、紹介させて頂いたパックご飯は、新潟県産のコシヒカリですが、その他にも
・北海道産 ななつぼし
・秋田県産 あきたこまち
・佐賀県産 さがびより
・青森県産 つるがロマン
など、選りすぐりの国産米のパックご飯があります。
・ガス直火炊き製法による炊き上げ
・無菌パック製法
などの独自の手法で、炊き立ての美味しいご飯を味わえますよ。
パックご飯の安全なメーカー②アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの「低温製法米のおいしいごはん」も添加物が無添加の嬉しいパックご飯です。
独自の無菌設備と品質保持手法により、原材料はお米と水のみのパックご飯!
味だけでなく、香りにもこだわった美味しいパックご飯です。
お米の保管に適した15℃以下の低温工場で
・保管
・精米
・包装
を行われているので、お米の鮮度と美味しさがキープされています。
紹介させて頂いたパックご飯は
・魚沼産 コシヒカリ
・北海道産 ゆめぴりか
・秋田県産 あきたこまち
の3種類のパックご飯がセットになっています!
贅沢ですよね♪
美味しいパックご飯の食べ比べを
ぜひ堪能してくださいね。
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パックご飯の安全なメーカー③トーヨーライス
続いて紹介するメーカーはトーヨーライス!
トーヨーライスからはタニタの金芽米ごはんが販売されていま。
こちらも原材料は「うるち米」のみで添加物はなし!
金芽米の亜古墳層が水分をたっぷり吸収するので、ごはんがふっくら♪
いつものお米より少ない量でも満足感を得られるので、カロリーが17%もカットできちゃいます!
そのうえ嬉しいのが、栄養はたっぷり!
普通に精米した白米に比べると
・ビタミンB1が約7倍
・食物繊維が約1.8倍
・オリゴ糖が約12倍
も多く含まれています。
安全&美味しいパックご飯で、たっぷり栄養もチャージしちゃいましょう♪
パックご飯の安全なメーカー④ウーケ
こちらも添加物が入っていない、原材料「うるち米」のみのメーカーです。
ウーケのパックご飯「ふんわりごはん」は、国産のうるち米を北アルプスの天然水で炊き上げたパックご飯になります。
ごはん本来の風味を活かした無菌包装米飯は、安心の酸味料不使用で無添加!
ふっくらとした食感と色つや、炊き立ての香りが楽しめますよ♪
お水にまでこだわった安全なメーカーのパックご飯の味をぜひ、味わってみてくださいね!
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パックご飯はそのまま食べれる?
電子レンジや湯せんなどで加熱してから食べるパックご飯ですが、加熱せずにそのまま食べれるのでしょうか。
この答えは、食べない方が◎!
理由は
・パックご飯の主成分であるでんぷんは、加熱する前の状態だと「生でんぷん」になる為、人間の体内では消化できない
・パサパサしていて美味しくない
などになります。
パックご飯のでんぷんは、加熱することで私達の体内で消化できるでんぷんへと変化します。
決して「毒」ではないものの、美味しくないうえに体のことを考えたら、そのまま食べるのはNG!
加熱してから食べるようにしましょう。
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パックご飯が腐らないのはなぜ?
ここで素朴な疑問・・パックご飯は、なぜ腐らないのでしょうか。
保存も常温でOKですし、よく考えたら不思議ですよね。
パックご飯が腐らない理由は、パックご飯は腐る原因となる
・菌
・酸素
を、しっかりシャットアウトしているからになります。
ひとつずつ見ていきましょう。
菌をシャットアウト!
まず、パックご飯はとても清潔な環境で製造されています。
そのうえで
・水に浸されたお米は、殺菌機を使って高温、且つ短時間で殺菌している
・炊飯に必要な水も殺菌機で殺菌している
・炊飯時に加圧加熱して殺菌している
など、容器に入れる前に徹底した殺菌除菌をして、腐る原因となる「菌」を排除しているのです。
その後、容器にご飯を封入するのですがその際も
・空気中の菌などがない環境で行う
・密封する直前に窒素を入れて、その容器に菌が入り込まないようする
などで、菌を寄せ付けないようにしているのです。
酸素をシャットアウト!
無菌状態で密閉されたパックご飯は、様々なプラスッチクを多重構造された容器で、しっかり空気をシャットアウトして空気中の酸素に触れることを防いでいます。
食品は酸素に触れることで、酸化し腐る原因になることが多いですよね。
また、酸素中の菌が腐る原因に繋がることもあります。
パックご飯は製造過程&容器によって、腐る原因である菌と酸素をシャットアウトしている為、腐らずに長期の保存が可能になっているのです。
では、具体的にパックご飯はどのくらいの期間保存ができるのか、パックご飯の賞味期限についても見ていきましょう!
パックご飯の賞味期限は?
パックご飯の賞味期限は8ヶ月~10ヶ月程になります。
長期保存が可能なのも徹底した殺菌管理によるものですよね、嬉しい限りです。
消費期限は食品を安全に食べられる期限になりますが、賞味期限はその食品を美味しく食べることができる期限になります。
パックご飯に記載されている期限は、賞味期限になるので
・直射日光を避ける
・常温で保存する
など、保存状態がよければ、記載されている賞味期限より長く食べることもできます。
例えば・・
備蓄食糧の一部を食べて、新しいものに入れ替え中。パックご飯の賞味期限は半年くらい過ぎてもどうってことないなぁ。美味しいよ。
— 林 拓郎(雪もの書き) (@takurohayashi) August 16, 2010
私的には「半年」はちょっと勇気が必要ですが、皆さんはいかがでしょうか。
ただ、一方で
パックご飯の賞味期限が半年前に切れてた。チンしたら何か変な臭いがした。保存食だと思ってたのに。 *Tw*
— 東播磨ゴードン (@godon_) March 19, 2008
などの声もありますので、過信は禁物!
長期間腐らないように作られているパックご飯ではありますが、できれば賞味期限は守って美味しく安全に食べるようにしましょう。
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パックご飯とお米を炊くのはどっちが安い?
さて、便利なパックご飯ではありますが費用の点から見ていくと
・パックご飯
・家で炊いたお米
どちらの方が安いのでしょうか。
何となく答えは想像つきますよね?
そう、家でお米を炊く方がずっと安くなります。
具体的に見ていきましょう
お米を炊いた場合の費用は?
私は普段、5キロで1980円~2200円の無洗米を使用しているのですが、分かりやすい&計算しやすいように5キロで2000円の無洗米を炊いたと仮定して比較していきましょう。
お米代は
・3合分(450g)のお米代:180円(450g×(2000円÷5000g))
になります。
炊飯する際の電気代や水道代を調べたところ、3合のお米を炊いた場合
・水道代:1円
・電気代:3.5円
になるので、3合のお米を炊いた場合
180円+1円+3.5円=184.5円
となり、合計184.5円がかかります。
ただ、450gは生米の重さで、米は炊飯すると水を含むので1合あたり340gになります。
パックご飯と同様になるように、炊き上がりの費用で計算してみましょう。
1合の炊き上がりが340gということは、3合だと炊き上がりの重さは1020gなり、炊き上がりの米1gは
184.5円÷1020g=0.1808823円
になり、家で米を炊いた場合、炊き上がりの米1gにつき約0.18円かかったことになります。
パックご飯の場合の費用は?
市販されているパックご飯「1パック200g189円」の、パックご飯を購入したと仮定します。
パックご飯を温める際の電子レンジ代が約1.35円になるので
189円+1.35円=190.35円
になります。
1gの米の費用を計算すると
190.35円÷200g=0.9525円
になり、約0.95円かかったことになります。
先の家で炊飯した場合が0.18円になるので
0.95円-0.18円=0.77円
になり、米1gあたり0.77円パックご飯の方が高いということになります。
米1gだとちょっと分かりにくいので、200gの費用で見ていくと
・家で炊いたご飯:0.18円×200g=36円
・パックご飯:190.35円
になるので
190.35円-36円=154.35円
となり、約154円パックご飯の方が高いということになります。
パックご飯は、家で炊いたご飯の5倍以上のコストがかかるということになりますね。
便利さを選ぶか、お財布の中味を選ぶか、迷うところではありますが(笑)
美味しい&安全&便利なパックご飯も上手に利用したいものですよね♪
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まとめ
パックご飯は体に悪いのか、酸味料などの添加物や安全なメーカーについて見てきました。
<パックご飯は体に悪いのか>
基本的には、日本国内で大手メーカーが販売しているパックご飯は、体に悪いということはない
添加物には酸味料、ph調整剤、トレハロースなどがあり
・酸味料とは、防腐剤として使用される添加物で、食品を酸性に保って腐りにくくする効果があり、体に害を及ぼすなど、体に悪い添加物ではないことは確認されている
・ph調整剤とは、食品を弱酸性に保つことで菌の発生などを防ぎ防腐剤としての効果が期待でき、ph調整剤も体に悪い添加物というわけではない
・トレハロースとは、自然界にある天然の糖分で安全性は高く、劣化による防腐防止やご飯のパサつき防止に使われる
<安全なメーカー>
添加物を使用していないパックご飯を販売しているメーカーには
・サトウ食品
・アイリスオーヤマ
・トーヨーライス
・ウーケ
などがあり、いずれも原材料は「うるち米」のみになる
便利で嬉しいパックご飯♪
上手に利用して美味しく味わってくださいね!