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皆さんは、もち米の賞味期限をご存知ですか?
もち米はお赤飯やおはぎ等にすると美味しいですが、毎日使うものではないので、使いかけを忘れがちです。
かなり前に買ったもち米を捨てるのはもったいないけれど、食べられるのか心配にもなりますよね。
今回は、もち米は2年や5年たっても食べられるのか、賞味期限が開封後と未開封では違うのか等、詳しくご紹介します。
もち米の美味しい食べ方やレシピもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでいってください。
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Contents
もち米の賞味期限は?
もち米の袋を確認してみると、精米年月日しか書かれていません。
もち米の賞味期限ってどこに書いてあるの?と思うかもしれませんが、もち米の賞味期限の記載は探してもありません。
もち米だけではなく、他のお米もそうですが、賞味期限は設定されていないのです。
賞味期限や消費期限は加工食品に記載する決まりになっていて、農産物には書かれません。
野菜や果物などにも賞味期限は記載されていませんよね。
家庭での保存方法や、季節・気候によって賞味期限は変わります。
では、常温で保存した場合と、冷蔵で保存した場合では、どれくらい賞味期限が変わるのでしょうか?
もち米の賞味期限は?常温で保存した場合!
もち米は、米類の中でも長期に保存しやすい米ですが、常温で保存した場合はあまりもちません。
特に、梅雨や夏場は高温多湿になるので、常温で保存するとカビが生えやすくなります。
そのため、常温だと、冬で2ヶ月以内、梅雨や夏場だと1ヶ月以内程度で食べきる必要があります。
これ以上保存しておくと、鮮度が落ちて美味しくなくなるだけではなく、カビが生える可能性があります。
床下などの湿度・温度が1年中低い場所であれば1~2年程度保存できますが、長期保存したいと考えている方は、常温で保存するのは避けましょう。
もち米の賞味期限は?冷蔵庫で保存した場合!
もち米は、10度~15度程度の湿気のない場所で保存すると長期間保存が可能です。
冷蔵庫は一定の涼しい温度に保たれるので、もち米の保存に適しています。
冷蔵庫の中では、野菜室に入れるのが一番いいでしょう。
冷蔵庫に入れておけば、数年たっても問題なく食べられます。
最大で5年程もつとも言われています。
ただ、美味しく食べるには1~2年以内には食べきることをおすすめします。
常温で保存するのに比べて圧倒的に賞味期限がのびるので、もち米の保存は冷蔵庫がおすすめです。
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もち米の賞味期限は開封後と未開封では違う?
開封後よりは未開封の方が、賞味期限が長いと思う方も多いと思いますが、実際はほとんど変わりません。
ですので、開封してしまったもち米だからといって、賞味期限が急に短くなるというわけではないのでご安心ください。
では、どうして開封後でも未開封でも賞味期限が変わらないのでしょうか?
それは、もち米の袋には、基本的にあらかじめ穴が開いているからです。
米類の袋には、運搬や陳列する際に袋が破れないように、空気抜きのための穴が開けられています。
そのため、未開封でも空気に触れてはいるので、開封後との違いはさほどありません。
中には穴が開いていないタイプも販売されていますが、一般的に穴が開いているものだと、賞味期限としては変わらないと思っていいでしょう。
ただ、実際にもち米を使い始めると、手についた水分などの影響で使っていないものより多少賞味期限が早まる可能性はあります。
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もち米は2年や5年たっても食べれるって本当?
保存方法によって変わりますが、きちんと保存していれば、2年から5年程たっても食べられるようです。
どうしてもち米はそんなに長い期間保存できるのでしょうか?
もち米には油分がないので、酸化しにくいという特徴があります。
また、腐るという心配もほとんどありません。
ただ、5年たったもち米は美味しく食べられるかと言われると、正直味は落ちています。
美味しく食べられるのは1~2年程度です。
もち米は腐ることはなくても、保存方法によっては虫に食われる可能性はあります。
虫に食われると、中が空洞になってしまい、美味しく食べられません。
また、虫食いだと思うと、気分的にもよくないですよね。
もち米を長く保存したい方は、正しい保存方法で保存しておく必要があります。
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もち米の保存方法は?常温・冷蔵・冷凍のどれがいい?
もち米は冷暗所での保存がおすすめなので、現代では冷蔵庫での保存が一番適しています。
ただ、冷蔵庫に入りきらないという場合もありますよね。
常温・冷蔵・冷凍それぞれの保存方法をご紹介します。
もち米の保存方法は?常温で保存する場合!
もち米を常温で保存すると、虫に食べられる危険性が高いです。
また、湿度や温度の高い場所だとカビが発生することもあります。
そのため、極力常温で保存するのは避けた方がいいです。
どうしても常温で保存する場合は、虫食いを避けるために密閉容器に入れましょう。
湿度と温度ができるだけ低そうな場所を探して保存してください。
床下収納がある場合は床下にしまうといいですよ。
虫食いが心配な方は、念のため防虫剤を入れておくと安心です。
もち米の保存方法は?冷蔵で保存する場合!
もち米は冷蔵庫での保存に適しているので、冷蔵は一番おすすめの保存方法ということになります。
冷蔵庫の中でも、野菜室が一番いい環境になるので、入れられそうなら野菜室で保存してください。
難しい場合は冷蔵室でも大丈夫です。
冷蔵庫に入れておけば、虫食いの心配はありませんが、におい移りを防ぐために密閉容器に入れて保存してください。
なるべくにおいの強いものは側に置かないようにしましょう。
冷蔵庫に空きがあまりないという方には、冷蔵庫に省スペースでしまえる米びつが便利です。
冷蔵庫用米びつタワーという商品で、1合分ごとに分けられ、合計12合入ります。
ドアポケットにも入るくらいスリムなので、冷蔵庫の中で邪魔になりにくいです。
1合ずつ取り出すことができるストッカーなので、使う時もとっても便利です。
もち米の保存方法は?冷凍で保存する場合!
もち米をそのまま冷凍保存すると、中がスカスカになったりして、味や食感が落ちる可能性があります。
美味しく食べられなくなってしまうので、そのまま冷凍するには向きません。
ただ、切り餅やおこわなどにしてから冷凍保存することは可能です。
小分けにして冷凍しておけば、好きな時に電子レンジで温めるだけですぐに食べられます。
冷凍する時は、加工してからと覚えておきましょう。
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もち米にカビが生えたり黄ばみがあったら食べれる?
保存しているもち米にカビが生えていたり、黄ばみを見つけたりしたら、食べていいのか疑問になりますよね。
もち米の状態によって食べられるものなのかどうかご紹介します。
もち米にカビが生えている時は食べられる?
もち米は、湿気や温度の高い場所に保存していると、カビが生えることがあります。
カビは、黄色や黒、緑色などのものがあります。
これらのカビは、肝臓障害や免疫機能不全などの症状を起こす原因になる可能性があるので、食べないようにしましょう。
見た目でよくわからない場合でも、洗ってみるととぎ汁が黒ずむことがあります。
そんな時もカビが生えている証拠なので、処分してください。
まずは保存しているもち米がカビ臭くないか確かめてみましょう。
洗ったら食べられるのでは?と思う方もいると思いますが、カビが生えているものを食べるのはおすすめできません。
食べたことによりすぐに症状は出ないかもしれませんが、体によくないことは確かです。
他にカビが生えているか確かめる方法としては、触り心地があります。
普段はさらっとしているもち米がしっとりしていたらカビが生えている可能性があります。
触ったり、においを嗅いだり、とぎ汁を見てみる等、確かめる方法は色々とあるので、カビが生えていないかしっかりと見極めてから食べてください。
もち米に黄ばみがあったら食べられる?
何年も保存していると、全体的に少し黄色っぽくなることがあります。
少し黄ばみがあるだけだったら食べても問題ありません。
多少味が落ちている可能性はありますが、十分食べられます。
ただ、全体的に黄ばみがあるわけではなく、何粒か黄色いお米が混じっているという時は注意が必要です。
その時は、黄色いカビである可能性が高いので、食べない方がいいでしょう。
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古いもち米の美味しい食べ方や活用方法!
もち米を触ってみて、白っぽい粉が手についた時は、お米が劣化し始めている証拠なので、早めに食べることをおすすめします。
古くなったもち米はどのようにしたら美味しく食べられるか、活用方法もご紹介します。
古いもち米の美味しい食べ方
古いもち米でも、せっかくなら美味しく食べたいですよね。
では、さっそく見ていきましょう。
1.普段のお米に少しずつ混ぜる
普通のお米と混ぜて使うと、もっちりしたご飯が出来上がります。
少しずつ混ぜれば、古くなっていることがあまり気になりません。
もち米は、普通のお米と比べると水を吸収しやすいですが、古くなると少し水を吸収しにくくなります。
規定の水の量を少し増やすか、炊く前にしっかり水につけておくことで、新米に近づけることができます。
においが気になる時は、少量のお酒を入れるのがおすすめです。
2~3合のお米に対して大さじ1程度が目安です。
2.おこわや炊き込みご飯にする
古いもち米は、味が染みやすくなります。
古くなって水分量が減っている分、炊く際にたくさん水分を吸うからです。
その特徴を生かし、おこわや炊き込みご飯にするのが、おすすめです。
味がしっかり染み込んで、美味しく出来上がります。
中華おこわなども、味がしっかり染みるので、古いもち米のにおいが気になるという方にはおすすめです。
3.おはぎにする
甘いものが好きな方は、おはぎにするのもおすすめです。
あんこやきなこの味で、古いもち米も美味しく食べやすいです。
古いにおいが気になる時は、甘めの粒あんたっぷりのおはぎにしましょう。
古いもち米の活用方法とは?
もち米の活用方法は、食べるだけではありません。
古くなったもち米も有効活用できるように、食べる以外の活用方法をご紹介します。
1.ガーデニングや家庭菜園などの肥料として
古いもち米をまくと、天然の有機肥料になります。
タンパク質やミネラルが豊富に含まれているため、肥料として有効です。
家庭菜園などをされている方は、余っているもち米をまいてみるといいですね。
2.工作や障子貼りの糊として
もち米は煮詰めると糊として活用できます。
まず、もち米にしっかり水を吸わせてから、ブレンダーなどで砕きます。
弱火にかけて、かき混ぜながら煮詰めていきます。
焦がさないように気を付けましょう。
なめらかになったら完成です。
安全なもち米で作った糊なので、小さい子が工作で使うのにも最適です。
また、障子貼りでもきれいに貼れるのでおすすめです。
3.小鳥のエサとして
小鳥を飼っている方は、エサとして活用することができます。
野生の鳥にあげてしまうと、糞害などのリスクがあるので、自宅で飼っている場合のみ活用してください。
虫に食われてしまったもち米など、食べるのは抵抗があるけれど、捨てるのはもったいない!という時に試してみてください。
どうしても使い切れないくらいのもち米が余っている場合は、寄付をしたり、飼料として引き取ってもらったりすることもできるので、捨てる前に一度検討してみてください。
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もち米の炊飯器での炊き方は?
もち米を炊飯器で炊くのはとても簡単です。
さっそく炊飯器での炊き方をご紹介します。
1.もち米を計量し、手早く洗米します。
2.もち米1合に対し、水は約180cc入れます。
3.もち米が平らになるようにならしてから炊飯器のスイッチを入れます。
4.炊き上がったら10分ほど蒸らし、その後ほぐします。
以上で完成です。
美味しく作るポイントは、10分蒸らしたらすぐにほぐすことです。
ほぐし方は、釜からご飯をはがすように、しゃもじを周りに1周させます。
その後、十文字に切れ目を入れて4等分し、底から空気を入れるようにほぐします。
余分な水分をとばすことで、美味しく食べられます。
普通のご飯を炊く時とあまり変わらず、ほとんど炊飯器にお任せなので、簡単に美味しいもち米が炊けます。
ぜひ試してみてください。
もち米の洗い方や水につける時間など、もち米の蒸し方については、以下の記事で詳しく解説しているので、よかったらご覧下さいね。
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もち米の美味しいレシピをご紹介!
普段のご飯にもち米を混ぜるだけでも十分美味しく味わえますが、せっかくなら色々なレシピで試したいですよね。
今回は、美味しく、簡単に作れるレシピを3つご紹介します!
すべて炊飯器でできるので、料理が得意ではない方も安心して作れますよ。
もち米の美味しいレシピ!中華おこわ風炊き込みご飯
まずは材料(2合分)をご紹介します。
・もち米2合
・焼き豚100g
・にんじん1本
・舞茸2分の1株
・干しえび15グラム
・酒大さじ1
・みりん大さじ1
・醤油大さじ1
・中華スープの素小さじ1
作り方を見ていきましょう。
1.もち米をとぎ、1時間以上浸水し、水を切ったら30分程置いておきます。
2.干しエビが浸かるくらいのぬるま湯を入れて30分ほど置いて戻します。
3.焼き豚、にんじん、舞茸は食べやすい大きさに切ります。
4.戻したエビは軽くきざみ、戻し汁は取っておきます。
5.炊飯器にエビの戻し汁と調味料をすべて入れてから水を2合の線まで入れます。
6.炊飯器のスイッチを入れます。
煮たり炒めたりはせず、炊飯器にすべてを入れたら、あとは炊飯器にお任せなので、簡単です。
通常モードで炊けますが、おこわモードがあればそちらを選択してください。
もち米に味がしっかりしみて美味しいのでぜひお試しください。
もち米の美味しいレシピ!粒あんたっぷりおはぎ
まずは材料(20個分)をご紹介します。
・もち米1.5合
・水300ml
・塩1g
・粒あん500g
作り方を見ていきましょう。
1.もち米をとぎ、水を300ml入れて30分浸水させたら炊飯器のスイッチを入れます。
2.炊けたら、塩をまぶし、すりこぎで軽く潰して20等分に丸めていきます。
3.粒あんを手にのせ、丸めたもち米を包めば完成です。
炊飯器で作れるので、とても簡単です。
丸める際は、使い捨てのビニール手袋を使うと手も汚れず、衛生的です。
粒あんもいいですが、炊けたもち米にきなこと砂糖をまぶしても美味しく食べられます。
もち米の美味しいレシピ!炊飯器で作るイカ飯
まずは材料をご紹介します。
・もち米100g(2/3合程)
・スルメイカ1杯
・水150cc
・本だし小さじ1/2
・しょうゆ大さじ1
・酒大さじ1
・みりん大さじ1
・砂糖大さじ1弱
・はちみつ大さじ1
・爪楊枝数本
作り方を見ていきましょう。
1.もち米をとぎ、3時間ほど水に浸してから水を切ります。
2.スルメイカのぬめりを落とし、下足を内臓ごと引き抜いて胴の中をキレイに洗います。
3.もち米をスプーンなどでイカの7分目くらい詰めて、爪楊枝で閉じます。
4.炊飯器にイカとすべての調味料を入れていつも通り炊飯したら完成です。
炊飯が終わったら温かいうちに爪楊枝だけはずしておき、冷めてから輪切りにするときれいに仕上がります。
イカ飯は作るのが難しそうに思われますが、炊飯器で作ると簡単なのでおすすめです。
まとめ
もち米は賞味期限が設定されておらず、正しく保存すれば、最大で5年程長持ちします。
使いかけのもち米は密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
炊飯器で簡単に作れるレシピもたくさんあるので、ぜひ美味しくもち米を味わってください!
古くなってしまったもち米の活用方法も色々あるので、うまく使い切りましょう。