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皆さんは、煮物って1日で食べきれますか?
色々な野菜をいれたりしているとついつい量が多くなりがちです。
作るのに時間もかかるので、作り置きしたいという方も多いと思います。
そんな時、気になるのは日持ちですよね。
煮物をすぐに食べきれない場合、冷蔵庫や常温でどれくらい保存できるものなのでしょうか?
できれば保存してからも美味しく食べたいですよね。
今回は、煮物の日持ちについて夏と冬の常温での保存や、冷蔵・冷凍保存についても詳しくご紹介します。
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Contents
煮物の日持ちは常温でどれくらい?夏と冬での違いは?
煮物はゆっくり冷ますことで味がよく染み込みます。
そのため、冷めるまでお鍋に入れたままにしておくという方が多いと思います。
しかし、実は常温保存はあまりしない方がいいのです。
冷めるまでの間、食中毒などを起こす菌が活発になります。
食中毒になりやすいのは、40℃〜10℃の間の温度です。
その間の温度が長ければ長いほど、食中毒をおこす危険性が高まってしまいます。
使っている食材や味の濃さによって日持ちする期間は異なりますが、できるだけ常温保存は避けた方が安心です。
では、夏と冬で煮物の日持ちはどれくらい違うのでしょうか?
煮物の日持ちは常温でどれくらい?夏の場合!
夏は家の中の気温も高くなりがちなので、前日に作った煮物が翌朝には腐っているということがあり得ます。
常温に置いておくと、半日ほどで傷んでしまう可能性があります。
夏場30度を超えるような場合は、4~6時間程度しか日持ちしません。
気温が高い時期は、鍋の中の温度も下がりづらく、菌が増殖しやすい環境になります。
夏に煮物を保存しておく場合は、あら熱が取れた段階で冷蔵庫へ入れましょう。
鍋ごと冷蔵庫に入れることはできますが、鍋ごとだと温度が下がりにくいだけではなく、かさばるので、タッパー等に入れ替えた方がいいです。
煮物の日持ちは常温でどれくらい?冬の場合!
冬は気温が下がるので、夏に比べたらすぐに腐るリスクは下がりますが、それでも常温保存はあまりおすすめできません。
冬の場合でも常温保存の日持ちは1日程度です。
食中毒のリスクを減らすには、10℃以下で保存する必要があります。
日光の当たらない室内で、温度が10℃以下のところに密閉して保存できるのであれば多少長持ちします。
ただ、暖房で部屋を暖めていることが多いと思うので、なかなかその環境にはなりません。
特に、火の気のあるガス台付近で保存しておくのは、温度が下がりにくいので危険です。
煮物が冷めたら、常温で保存せず、できれば冷蔵庫に入れましょう。
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煮物の日持ちは冷蔵庫でどれくらい?
筑前煮や肉じゃがといった煮物は、冷蔵庫に入れておけば、だいたい3日程度は日持ちすると言われています。
味がしっかりついている煮物などは、5日程度保存できます。
使う食材や味付けなどによって日持ちが変わってくるので、詳しく見ていきましょう。
煮物の日持ちは冷蔵庫でどれくらい?食材ごとの日持ちについて!
冷蔵庫での日持ちは、使う材料によっても異なります。
具体的にどの食材だとどれくらい日持ちするのかをご紹介します。
大根
切り干し大根などはだいたい5日程度日持ちします。
イカと大根の煮物は3日程度です。
このように、一緒に使う食材によっても日持ちは変わります。
かぼちゃ
水分を飛ばし、濃いめの味付けをすることで、3日程度は保存できます。
かぼちゃの煮物はアレンジしやすいので、食べきれない時はコロッケなどの他のメニューにするのもおすすめです。
さつまいも
薄味で煮たさつまいもは3日程度保存できます。
さつまいものレモン煮やりんごとさつまいもの甘煮などは5日程度保存できます。
味付けが濃いめのものは日持ちが長くなります。
厚揚げ
3日程度保存できます。
煮汁に浸しておいて、毎日火入れすることで安全に食べられます。
肉じゃが
3日程度保存できます。
大きい鍋でたくさん作った場合は、鍋ごと水が入らないように冷やしてから早めに冷蔵庫に移しましょう。
こんにゃく
甘辛煮などの濃いめの味付けで3日程度保存できます。
隠し味程度にお酢を入れておくと腐りにくくなります。
たけのこ
濃いめの味付けにしておけば、3日程度保存できます。
余分な水分をなくすために、鰹節をまぶしておくのもおすすめです。
保存期間はあくまで目安です。
ご家庭の冷蔵庫の状況によっても変わってくるので、見た目やにおいで判断してから食べるようにしましょう。
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煮物を長持ちさせるコツ!
できるだけ煮物を美味しく安全に長持ちさせたいですよね。
冷蔵庫で長持ちさせるコツがあるので、ご紹介します。
濃いめの味付けにする
同じ煮物でも、味が薄めよりは濃いめの方が日持ちします。
日持ちのことだけを考えるなら、味が濃い方がいいです。
ただ、塩分の心配もあるので、長く保存したいからといって濃すぎる味つけにするのは危険です。
水分を少なくする
水分が多いと、その分傷みやすくなります。
できるだけ煮汁を飛ばしておくことで、長期保存しやすくなります。
余分な水分はなくしてから保存しておくのがおすすめです。
煮汁は別の容器で保存しておくと便利です。
毎日火入れする
煮物は毎日欠かさずに火入れすることで、日持ちはよくなります。
中途半端に火入れすると、逆に菌を増殖させてしまうので、中までしっかりと加熱できるくらいしっかりと火入れするのが重要です。
ただ、何度も火入れしていくことで、煮汁が煮詰まっていき、味が変わってしまう可能性があります。
最後まで美味しく食べるには、できるだけ早めに食べきった方がいいでしょう。
清潔な容器に入れる
お皿に盛った状態でラップをして保存することもできますが、タッパーなどの密閉できる蓋がついた容器に入れて保存すると安心です。
煮物が熱いうちに保存容器に入れておき、あら熱がとれた段階で冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
容器は清潔に洗ってからしっかり乾かしておきましょう。
濡れたまま使うと、雑菌の繁殖につながります。
耐熱ガラス容器は、汚れが落ちやすいだけではなく、電子レンジ加熱もできるのでおすすめです。
iwakiのガラス製保存容器7点セットです。
様々な大きさが揃っているので、煮物の量によって使い分けできます。
レンジやオーブンでも使えるので、温め直しにも便利です。
そのまま食卓に出せるくらいスタイリッシュなのも魅力です。
食洗機も使用可能なので、清潔に保つのも楽ですね。
おしゃれに保存できると気分もあがりますよ!
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煮物は冷凍保存できる?日持ちはどれくらい?
煮物は冷凍保存することができるものもあります。
冷凍すれば、長期保存が可能なので便利ですよね。
冷凍すれば、2週間~1か月程度は日持ちします。
すぐには食べきれない量の煮物がある場合は、冷凍保存してみてください。
ただ、すべての煮物が冷凍できるというわけではありません。
食材によっては冷凍してしまうと食感が損なわれたり、味が落ちたりします。
冷凍に向いている煮物は、ひじきの煮物 ・ごぼうや蓮根などの煮物・切り干し大根の煮物・豚の角煮などがあげられます。
味がしっかりついていて、食感に影響が出にくいものがいいでしょう。
冷凍する際は、1回分ずつ小分けにしておくと使う時に便利です。
お弁当用にする場合は、専用のカップに入れて少量ずつ保存しておけば、そのままお弁当に入れられます。
大根やかぼちゃの煮物を冷凍する際は、煮汁も一緒に冷凍しておきましょう。
それ以外の煮物は、具材と煮汁を分けて冷凍しておき、食べる時に汁気が欲しいものは一緒に鍋で煮詰めると美味しく食べられます。
肉じゃがは冷凍が難しい煮物です。
できるだけ冷蔵のうちに食べきりましょう。
冷凍すると、じゃがいもの食感が悪くなりがちです。
もし、解凍して美味しくなくなってしまったら、コロッケなどのアレンジレシピに変更しましょう。
タケノコは冷凍すると、すが入ったようになる可能性があります。
冷凍する場合はできるだけ小さめに切っておきましょう。
絶対に冷凍してはいけないものに、こんにゃくがあります。
煮物に入れる方も多いと思いますが、こんにゃくが入っている時はすべて取り除いてから冷凍しましょう。
こんにゃくを冷凍してしまうと、食感がゴムのような別物になってしまい、美味しく食べられません。
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冷凍した煮物の解凍方法は?
冷凍した煮物を使うことが決まっていて時間をかけて解凍できる場合もあれば、すぐに解凍したい場合もあると思います。
冷凍した煮物を解凍する方法はいくつかあるので、それぞれご紹介します。
冷凍した煮物の解凍方法①自然解凍!
冷凍した煮物は、自然解凍すると美味しく食べられます。
自然解凍は時間がかかるので、前日に冷蔵庫に移しておくのがおすすめです。
冷蔵庫で解凍できたら、食べる直前に温め直せば作った時と同じような美味しい煮物が出来上がります。
量が少なければ冷蔵庫で半日程度でも解凍できますが、急いでいる時は常温に置いておくと早く解凍できます。
食べる2~3時間前に常温に置いておきましょう。
その場合は、解凍後すぐに加熱してから食べるようにしてください。
冷凍した煮物の解凍方法②鍋で温める!
自然解凍が一番美味しく解凍できますが、そんなに待っていられない!という場合もありますよね。
そんな時は、凍ったままの煮物を鍋に入れて温めるという方法があります。
ただ、この方法は煮汁がないとできません。
冷凍する際に煮汁を一緒に入れておけば、鍋ですぐ解凍することができます。
夕飯の品数が物足りないから急遽1品追加したい!という時などはこの方法がおすすめです。
冷凍した煮物の解凍方法③電子レンジ!
冷凍してある煮物を電子レンジで解凍するという方法があります。
一番簡単ですが、水分が飛んでしまう可能性があります。
また、加熱しすぎると、食感が悪くなるというリスクもあります。
せっかくの煮物が美味しく食べられなくなってしまうかもしれないので、電子レンジでの解凍は他の方法が難しい場合のみにした方が良さそうです。
加熱しすぎに注意して、様子を見ながら加熱しましょう。
途中で混ぜると全体が均一に温まります。
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煮物を保存する時煮汁はどうする?
煮物を保存する際、水分があると腐りやすくなります。
そのため、3日程度で食べきる時は、しっかり煮汁を飛ばしましょう。
3日以上保存するつもりであれば、煮汁が必要になります。
煮物を長期で保存する場合、毎日火入れをすることが大切です。
火入れすることで腐敗を防ぎ、煮物の日持ちがよくなるので必ず行いましょう。
電子レンジで温めればいいの?と思う方もいるかもしれませんが、電子レンジでは意味がありません。
面倒でも、鍋などに入れて火にかけてください。
毎日火入れをすることを考えると、煮汁はたっぷりあった方が安心です。
煮汁がないと火入れができないので、長期保存する際は煮汁をとっておきましょう。
何日で食べきるかわからない、という時は、煮汁だけ別の容器にとっておくといいです。
火入れをすることになったらその煮汁を少しずつ足せば、美味しい状態を保てます。
冷凍で保存する場合も、煮汁はとっておきましょう。
煮汁も冷凍しておくと便利に使えます。
煮汁を一緒に保存しても、別に保存してもいいので、食材ごとにお好みで使い分けてください。
美味しい煮汁がたくさん余った時は冷凍保存しておくと、次に作る時にも使えるので便利すよ。
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まとめ
煮物は常温ではほとんど日持ちしません。
夏だけではなく、冬でも常温で保存するのはできるだけ避けてください。
煮物の保存は、冷蔵で3日~5日程度、冷凍で2週間~1か月程度できます。
冷蔵保存する際は、味付けと水分に気を付け、長期保存したい時は毎日火入れします。
冷凍保存に向かない食材もあるので、冷凍できるかどうか確認してから保存してください。
上手に保存すれば煮物も日持ちさせられるので、飽きずに美味しくいただきましょう。